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深谷 裕司
Annals of Nuclear Energy, 144, p.107503_1 - 107503_7, 2020/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)軽水炉の高レベル廃棄物の廃棄シナリオは、廃棄物量と地層処分における処分場専有面積を削減するために最適化を行った。再処理が遅れる状況での既存技術及び実証技術のみを使用した最適化を実施した。一般に、使用済燃料が最小の冷却時間ですぐに再処理される状況において、発生する廃棄物パッケージ数を最小限に抑えることを目的として、分離変換シナリオが最適化れる。再処理の遅延を考慮すると、高充填ガラス固化体とコールドクルーシブルメルター技術を使用し、分離することなく、より簡素化された効果的な最適化が実施できた。最適化ケースでは、廃棄物発生体数と処分場専有面積を、分離変換を用いないケースに対し100年間の冷却で、半減できる大幅な減容効果を確認した。
坂内 仁; 菊池 優輝; 今泉 春紀; 福井 康太
デコミッショニング技報, (57), p.34 - 42, 2018/03
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターの各施設から発生する線量の高い放射性固体廃棄物の減容処理を行うため、固体廃棄物減容処理施設(OWTF: Oarai Waste Reduction Treatment Facility、建設中)では、インキャン式高周波誘導加熱方式によりセル内遠隔操作にて放射性固体廃棄物を減容および安定化処理する計画である。ここでは、建設中の固体廃棄物減容処理施設の概要および放射性固体廃棄物の減容および安定化処理に関して紹介する。
小澤 隆之
Proceedings of 25th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-25) (CD-ROM), 8 Pages, 2017/07
廃棄物減容・有害度低減に向けたマイナーアクチニド(MA)リサイクルシステムにおいて、再処理で分離されたMAはプルトニウム(Pu)やウラン(U)とともに混合酸化物(MOX)として高速炉で照射される。このような将来のリサイクルシステムでのMA含有率は約5wt.%となることが想定され、MAがMA含有MOX燃料の照射挙動に影響を及ぼすことが考えられる。MA含有による主な影響は燃料温度や被覆管応力の増加で、MA含有MOX燃料の照射挙動のうち、燃料組織変化、再分布、He生成及び被覆管腐食が重要であると考えられる。本研究では、常陽で実施した高Am含有MOX照射試験であるB8-HAMの結果を用い、MA含有MOX燃料の照射挙動を評価するために燃料物性や解析モデルを組み込んだCEPTAR.V2で照射挙動を評価した。その結果、Am含有MOX燃料の照射挙動を精度よく解析でき、Am含有による影響が明らかとなった。
坂内 仁; 佐藤 勇*; 堂野前 寧; 北村 了一
JAEA-Technology 2015-059, 352 Pages, 2016/03
大洗研究開発センターの各施設から発生する線量の高い固体廃棄物の減容処理を行うため、固体廃棄物減容処理施設(OWTF: Oarai Waste Reduction Treatment Facility、建設中)では、インキャン式高周波誘導加熱方式によりセル内遠隔操作にて放射性固体廃棄物を減容および安定化処理する計画である。本報告書では、OWTFの運転に向け、焼却処理および溶融処理の処理条件の設定に資するデータ取得の目的で実施した確証試験の結果をまとめた。確証試験では、OWTFで処理する放射性廃棄物の封入形態、材質および物品等を模擬した模擬廃棄物を用いた。
沼田 浩二; 高橋 芳晴; 根本 剛; 都所 昭雄
PNC TN8430 93-001, 37 Pages, 1993/04
プルトニウム第二、第三開発室等のプルトニウム燃料施設から発生する硝酸プルトニウム及びウラニルを含む放射性廃液は、現在プルトニム廃液処理設備において凝集沈殿処理(Fe共沈法)、キレート樹脂吸着法等の併用で処理を行っている。しかし、本処理に伴って発生するスラッジ、廃樹脂等の副生物は、乾固物の形としたのち放射性固体廃棄物として貯蔵しているため、その最終処理には未だ手をつけていない。長期的展望に立てば、このような副性物の発生しない或いは発生しても最小限度に留めるような処理プロセスの開発が望まれており、今回その一環として不溶性タンニンを用いたノンスラッジ廃液処理プロセスの基礎試験に着手した。本試験では、一般に金属イオンに対する吸着性が良く、かつ焼却処理の容易な不溶性タンニンを用いてプルトニウムの吸着率に及ぼす廃液のpH依存性、最大プルトニウム吸着率、不溶性タンニンに対するプルトニウム飽和吸着量等の基礎試験を行った。その結果次のようなことが明らかになった。1)吸着率に及ぼす廃液のpH依存性が少ない。2)廃液中の放射能濃度が640Bq/ml以下の場合、不溶性タンニン100mgに対する吸着率は99%以上である。3)不溶性タンニン100mgあたりの最大吸着線放射能量は、1.85x10/SUP8/Bqであり、プルトニウムに換算すると17.5mgである。このように、本設備のノンスラッジ廃液処理プロセス化を進める上での不溶性タンニンに対する基礎データが得られた。今後、カラム試験を通して具体的なフローシートスタディを行う計画である。
山崎 純*; 関 貞雄*; 福田 五郎*
PNC TJ9409 91-001, 164 Pages, 1991/02
動力炉・核燃料開発事業団大洗工学センターで発生する高線量固体廃棄物は,現在23重のステンレス製の缶に密封収納後,日本原子力研究所大洗工学研究所廃棄物処理場の高レベル固体廃棄物貯蔵施設に保管されている。しかしこの施設は,現在の貯蔵量と今後の発生量から推定すると平成8年ごろ満杯となるため,既貯蔵廃棄物の減容等により貯蔵能力の拡大化を図る必要がある。本報告書はこれを受けて,現在保管中の高線量固体廃棄物,あるいは今後発生する廃棄物の量,性状等を調査予測を行い,処理量に見合った合理的処理プロセス等に係わる設計調査を行い,その結果をまとめたものである。特に本設計調査では発生源から送られてくる固体廃棄物の減容処理の効率化等に重点をおいた検討を行い運転性,保守性,安全性,開発度,経済性等の面も加味した検討を行った。
長縄 弘親
no journal, ,
日本イオン交換学会からの依頼を受け、第27回イオン交換セミナーにて、放射性セシウム汚染土壌の除染とセシウムの移行抑制に関する講演を行う。ポリイオン等の高分子化合物を利用したセシウム汚染土壌の除染、セシウムの移行抑制、除染廃棄物の減容化について紹介する。セシウム汚染土壌の除染については、短期的な除染と長期的な除染、表土除去における土壌処理剤の利点、ポリイオン粘土法などについて紹介する。セシウム移行抑制については、裸地傾斜地での表層泥水流・粉塵の発生を抑制する技術、除染廃棄物の減容化では、ポリイオン等を利用して廃棄土壌に対する分級洗浄効果を向上させる技術について紹介する。
上川 将章*; 泉 敬介*; 武本 純平*; 川崎 正治*; 岡 潔; 山縣 諒平
no journal, ,
本研究では、原子力機構が各種機器の耐放射線性に関する知見及び装置開発のノウハウを基に、各機器の研究開発に必要となる材料及び製作方法等を提案し、関電工がそれらを基にした詳細設計及び試作を実施し、共同で耐放射線性試験を実施することにより、放射線環境下で使用可能な(1)照明装置、(2)遮蔽材に関する研究を共同で行うことで双方の研究を加速し、さらに、福島支援の一助となることを目的としている。本報告では、長寿命化が期待されているLED照明を用いて線照射試験を行い、基礎データを測定してきた結果を基に開発した「耐放射線性LED照明器具」について報告する。
生澤 佳久; 小澤 隆之; 加藤 正人; 宇埜 正美*
no journal, ,
Am含有MOX燃料の蒸気圧モデルを検討し、高速炉酸化物燃料におけるAm含有率の変化による組織変化挙動への影響を評価した。Am含有による熱伝導度低下に伴う燃料温度の上昇と酸素ポテンシャルの増加によって蒸気圧が高くなる。これらの効果により、Am含有MOX燃料はMOX燃料よりもボイド移動が促進され組織変化が進みやすくなることが分かった。
加藤 正人
no journal, ,
マイナーアクチニド(MA)含有低除染燃料を用いた高速炉リサイクル技術を実証することによって放射性廃棄物減容・有害度低減を達成することを目指し、燃料技術の開発を行う。高速炉燃料の再処理・MA回収によって得られたフィードストック原料を用いた燃料として、Np, Am, Cm及びFPを含む多元系燃料を研究対象とする。燃料の通常時の健全性及び過渡時の安全性を評価し、燃料性能を検証するために必要な6つの研究課題について、高速炉MAリサイクル概念の燃料技術を開発する。本研究には、フィードストック原料を実際に用いた研究や照射済MOX燃料の過渡試験を含んでおり、原料調製から照射試験に関する燃料技術について実燃料を用いた研究開発を実施する。
佐藤 大輔; 渡部 創; 矢野 公彦; 北脇 慎一; 新井 剛*; 柴田 淳広; 竹内 正行
no journal, ,
HLLWのガラス固化技術開発の一環として、環境負荷軽減を目的とした抽出クロマトグラフィーによるMA回収技術の開発が行われており、2019年度よりロバスト性の高いフローシートの提示を目的とした研究開発を実施している。2020年度は、HONTA吸着材のHLLWに対する吸着溶離性能評価を目的に、2020年度のTEHDGAカラム試験で得られたMA, Lnを含む溶液をフィード液としたカラム試験を実施した。試験の結果、全量吸着され、吸着したMAはカラムより全量溶離することを確認した。また、MA製品としての回収範囲を設定し、MAの回収率およびMAに対するLnの除染係数(DF)を算出した。以上より、HLLWにおいてもHONTAによりMAを高い回収率で回収できること、MAはLnから事前試験での想定通りに分離されることを確認した。